2009年04月01日

再現ドラマ、みたいな受験って…。(下)

こんばんは。華岡です。

前回のお話の続きです。

***引用はじめ***
過酷なノルマを、自分ではない誰かに決められて、
そのノルマを「自分は、いついつまでに、これこれのことを、達成します!」と連呼させられて、とてもがんばっているにもかかわらず、思うようにはかどらない。
そのノルマが達成できているか、日々確認されては、
「達成できるのか?」「減給だぞ!」と言われ、
そのノルマを達成することにピリピリする・・・
そしてそのノルマを見かけ上だけでも達成させられるように
ごまかしをする・・・・


そんな方が再現ドラマなどで登場すると、

どう、思われますか?

どういう気持ちをその方によせるか、それはそれぞれだと思います。



いずれにせよ、その方がノルマをいつもいつも達成できるとは
思いがたい、と思われるのではないでしょうか。

しかし、

過酷な目標を、自分ではない誰かに決められて、
その目標を「あなたは、***に合格するには、今度のテストで、偏差値**を、とらなきゃだめ!」と連呼されて、とてもがんばっているが、わかるようにならない。
その目標が達成できそうか、日々確認されては、
「もっとやらなければダメなんじゃない?」「おこづかいナシにするぞ!」と言われ、
その目標を達成することにピリピリする・・・
そしてその目標を見かけ上だけでも達成させられるように
解答を写したりする・・・・

こうしたお子さんは、いらっしゃいませんか?

こうしたお子さんが目標をいつもいつも達成できるとは
思いがたい、と思われるのではないでしょうか。

しかし、***に合格するお子さんは、模擬試験で、偏差値**を取っていかれることも多いでしょうし、そこを否定してかかるわけにはいきません。最終的には、***に合格なさるお子さんが平均して持っている力は最低でも必要になりますから、そのための力はつけなければなりません。


さあ、そこで、どう言えば、良いと思われますか?

***引用終わり***

仕事の上で出されるノルマは、
会社という組織の必要とする結果から逆算して組織を構成するメンバーに割り振られたものです。

しかし、お子さんの受験校というものは、
お子さんの実力、もしくはお子さんの将来像を照らし合わせて、お子さんごとに決めていくことが可能なものです。

だから、学校を選択する段階で勉強に対するスタンスが決まってきているはずです。
学校が必要とする実力と今のお子さんの持っている力との差を見極めて、その間を埋めること、それが「サイゴニハマル」の要になるものです。だからその途中の記録を取っていく模擬試験は、周りの人間からみる物差しにはなっても、お子さんの目標にはしにくいのです。
なにぶんにも、偏差値というシステムをはじめて体験している最中で、その論理は終わってみるまではわかりません。

その結果、私に言えるのは、
「偏差値を上げられるのは、偏差値を作り上げていく要素に目が行っている人だ」ということです。

***に合格するお子さんは、
模擬試験で、偏差値**を取ることを目標にはなさいませんでした。
そして、それぞれのお子さんの目標は、
「模擬試験までに解いた問題の中で間違えたもの」を模擬試験まで引っ張らないようにすることであったように思います。
すごく小さな目標なのですが、その積み重ねしか、お子さんはクリアしていくことはできませんし、その結果として偏差値がついてくるのです。
(もちろん、塾の中や、クラスの中で、順位を競い合うことはあります。
しかしそれは母集団の実力がかなり近い場合で、その中で隣のだれだれちゃん、なになにくんを抜きたいと思う場合は、結局、自分の中にある小さな穴を埋めていく方向に行くと思います。)

だから、成績が下がって落ち込むお子さんには、
「どうすれば下がらないと思う?」

と声をかけます。
お子さんは自分の状況をよくわかっていらっしゃって、
何が自分で克服できていなかったのかおっしゃいます。

もし
「がんばればいい」とおっしゃった方には、
「そうだね、がんばろうね」
ではなく、

「どんなことをする?」

と声をかけます。
「がんばればいい」ということだけがわかっていても、
何をどれくらいすれば「がんばる」ことになるのかが
言葉になっていないお子さんは
「がんばる」としか言えないことがあるからです。
だから、私は、
「どんなことをする?」と、話をできるだけ具体化します。
そこであげたプランがどんなに小さなものであっても、
ゼロより確実に前に進んでいるのですから、
そのプランを大事にしたいと思います。
極端な話、疲れきっていて「休みたい」という
思いになるお子さんがいらっしゃれば、
「どのくらい休んでみるか」を決めた上で、
休んでもらいます。


その「小さなプラン」は、
横書きの場合は目の幅くらいのサイズに横幅をまとめて、
縦書きの場合は目の幅くらいのサイズに高さをまとめて、
勉強をする場所で目につく位置に置いておかれるか、
遠くに張る場合は、
目をやった場合にさきほどの幅ないし高さになるように、
お子さんの手で書かれるようになさって、
まわりから「ほら、それそれ」とチェックを入れられながら、
できたものからチェックを入れていくようになさるといいと思います。


できるだけ声高に目標を声にせず、
できるだけ具体化した小さなプランを、
目につくところに置いておく。

再現ドラマからできるだけ離れた、
地味な日々を過ごされることが、
いい結果につながりやすいと、
私は考えています。


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posted by 華岡依音 at 22:24| つれづれなるままに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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