2007年06月12日

係り結びと、仲良くなろう。(古作文のすすめ)

あの男の人が瓜をどっさり作っている。

これを古文にしてみます。

かの男、瓜をいみじう作りたり。

これを強調するか、たずねるかの文章を作るときに、係り結びが登場します。

文中のある語句を強調したければ
そのことばの直後に強調の意味を付け加える助詞をいれ、そこに対応させて文末を変えれば、それが係り結び。

主語を強調したければ「かの男」のあとに助詞を入れればいいので・・・

「かの男ぞ瓜をいみじく作りたる。」
「かの男なむ瓜をいみじく作りたる。」
「かの男こそ瓜をいみじく作りたれ。」
↑ ↑ ↑
「ぞ」「なむ」なら文末は連体形(ときとかこととかにつながる形)
「こそ」なら文末は已然形(どもにつながる形)

何を作っているのかを強調したければ「瓜」の後の「を」をかえればいいので・・・
「かの男、瓜ぞいみじく作りたる。」
「かの男、瓜なむいみじく作りたる。」
「かの男、瓜こそいみじく作りたれ。」
↑ ↑ ↑
「ぞ」「なむ」なら文末は連体形(ときとかこととかにつながる形)
「こそ」なら文末は已然形(どもにつながる形)

係り結びのもうひとつの表現として、疑問・反語があります。
助詞をどこに入れるかで、
「あの男の人が」作っているのか「瓜を」作っているのかのどちらをより強調してたずねたいかが文字面でわかります。

主語を強調してたずねたければ「かの男」のあとに助詞を入れればいいので・・・

「かの男か瓜をいみじく作りたる。」
「かの男や瓜をいみじく作りたる。」
↑ ↑ ↑
「か」「や」に対応する文末は連体形(ときとかこととかにつながる形)

何を作っているのかを強調してたずねたければ「瓜」の後の「を」をかえればいいので・・・
「かの男、瓜かいみじく作りたる。」
「かの男、瓜やいみじく作りたる。」
↑ ↑ ↑
「か」「や」に対応する文末は連体形(ときとかこととかにつながる形)

この調子で、何文か現代文に直しやすい古文で置き換えながら、係り結びに慣れていくとよいと思います。

例文

1ちごは、もちをくひけり。

2ももたろうは、鬼を倒しけり。

3かぐや姫は、月へかえりたり。


それぞれ連体形のときは最後の文字が「る」、已然形のときは「れ」にかわります。
posted by 華岡依音 at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 携帯問題集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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