2007年12月28日

がんばれと口にしたい、そんなあなたに。

この時期、端の人間が思っているよりも、受験する当人は自分のこととして試験の意味を考えていると思います。
もちろん、受験を経験してきた人から見れば目の前のお子さんが力を出し切っていないように映るかもしれません。しかし、力を出し切る時期が遅すぎて困る以上に、そのピークがあまりに前に来てしまうと、本当にかわいそうなことになります。まわりのお子さんがピーク期に入って、力を伸ばし始めた時に、自分に力を伸ばすことが出来ず、過剰なストレスを強いられるからです。早くピークになればまわりの方は安心なさるでしょうが、私などは青ざめてしまいます。
ピーク期の長さはお子さんによって異なりますが、1ヶ月以上持たせるのは、かなりの負担をお子さんにかけることになります。たとえ合格しても、そのとき心身を燃やし尽くしてしまったら、そのあとのお勉強の方が難しいのですから、成績が崩れることになります。その意味ではピーク期に入る前に入試を迎えてもよい位なのです。それくらい、子どもが本気になる時期はデリケートな問題を孕んでいます。

お子さんが必死にやっていないように映っているかたは、
がんばれないからがんばらせようとなさらずに、
お子さんが今までやってきたことの中で頭に入っていなかったものを、
頭に入れられる方法を教えていくとよいのではないかと思います。
その穴を放置してがんばらせると、がんばっている自分に酔いながら優先順位を無視した勉強に励んだ結果、
穴にはまってさあタイヘン、
二匹目の泥鰌がコンニチハすることなく、
泥縄、泥沼でヨイヨイの善い結果とは程遠い結果になると思います。


今がんばっている、ピーク期のお子さんにはがんばれと言わなくてもがんばりますから、いかに穴を冷静に見つけさせるか、穴を避けないようにするかに私は腐心しています。穴を狙うのは何よりもリスクの高い賭である受験だからこそ、どんなに高揚していても冷静にさせなければなりません。

どんな厚意のなせるものであれ、下手に高揚させることほど効用の期待できない行為であるかを意識しながら、直前期のお子さんに接すると、どのような状況のお子さんも力を出しやすくなると思います。
posted by 華岡依音 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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